| 11月の星空 |
| 月の満ち欠け | |||
| 3日(火) | 10日(火) | 17日(火) | 25日(水) |
| 満月 | 下弦 | 新月 | 上弦 |
| 月明かりで星が見にくい | 明け方南の空に 月が見える |
星を見るのに絶好 | 夕方南の空に 月が見える |
| 惑星の動き | |||||
| ☆ | 水星 | 金星 | 火星 | 木星 | 土星 |
| 見える方向 | 見かけ上太陽に近く 見つけるのは難しい |
中旬までの 明け方の東の低い空 |
夜遅く昇り 明け方前の南の空 |
宵の南西の空 | 明け方の東の空 |
| 見える星座 | ----- | おとめ座 | かに座 | やぎ座 | おとめ座 |
| 明るさ | ----- | -4等星 | 0等星 | -2等星 | 1等星 |

秋の夜空は明るい星が少なく、とてもさびしくなっています。 ただ今年は、やぎ座に木星が輝いています。木星はたいへん明るく、秋の夜空で最も目立つ存在です。
そんな明るい木星の近くに、比較的明るい星があります。この星が、秋の星座の中でただひとつの1等星、「フォ−マルハウト」です。まわりに明るい星がほとんど見えないので、「南のひとつ星」などとも呼ばれています。
また、「フォーマルハウト」は、「秋の四辺形」から下の図のように、右側の辺を結んで、南側に伸ばすと、見つけることもできます。
ちなみに図の上が北、下が南、右が西となります。
「みなみのうお座」は、「フォ−マルハウト」以外は、明るい星がなく、松山市内では、星座の星の並びは結びにくいかもしれません。しかし、だいたいの場所は、簡単にみつけられるでしょう。
さて、このみなみのうお座には、次のようなギリシャ神話が残っています。ギリシャの神々がある日、ナイル川のほとりで酒宴をひらいて楽しんでいました。そこに、首が何本もある怪物テュフォンが、襲いかかってきました。怪物に恐れをいだいた神々は、いろいろな姿に変身し、ナイル川に飛び込んで逃げたそうです。
このなかに、愛と美の女神アフロディテ−もいたそうです。アフロディテ−は魚の姿に変身し、やっとのことでナイル川に逃げました。そして、この魚が、「みなみのうお座」になったと言われています。
しかし、黄道12星座の「うお座」にもこの神話が伝わっているので、アフロディテ−が変身した魚の親だとも言われています。
ところで、「みなみのうお座」の星座としてのお話は、上のようなものがありますが、秋の星座でただ一つしかない1等星「フォ−マルハウト」にも注目が集まり、お隣の中国では、「北落師門(長安城の北門の名前)」と呼んでいます。
また、日本で見る「フォ−マルハウト」はあまり空高く昇りません。そのために大気の影響を受けやすく、星の色がオレンジ色や紫色などさまざまな色に見え、特に木枯らしの吹く夜は激しく変化します。こんなに色が変化することから、「虹星」と呼んでいる所もあるそうです。みなさんも実際の空でどんな色に見えるか、見てみてください。本当の色は、白だといわれています。
今月の天文現象
18日(水) 明け方、しし座流星群が極大
18日(水)、しし座流星群が極大を迎えます。この流星群は、最近は数がかなり減少しています。ただ、明るいものが多いので、印象に残る流星がたくさん見られます。
この流星群は、しし座方向から全天に向かって流星が流れます。このため、しし座見えていないと、流星も見えません。このころ、しし座が昇るのは真夜中ころなので、これ以降になると見え始めます。そして、しし座が高くなる、明け方には多くなっていきます。
右上の図は、18日の午前3時ころの様子です。しし座が東の空に昇っています。そして、放射点と呼ばれる、流星の起点がしし座にあり、ここから、流星が流れていくように見えます。見る方向は、東の空を眺めればいいでしょう。今年は月明かりもなく、いい条件で観察することができます。
今年は、18日の明け方にやってきます。この時刻は午前6時ころ、このころは1時間あたり100個程度出現する予想がでています。しかし、松山では、日の出のころで、残念ながら極大の時は見ることはできません。ただ、この少し前、午前5時ころまで流星は見ることができますので、星が見えなくなるまで眺めておいてください。条件に恵まれれば、1時間あたり数十個程度見られるかもしれません。
なお、しし流星群の極大のころは、たいへん短く、17日の明け方や、19日の明け方はあまり見えません。観察する日を間違えないようにご覧下さい。
北極星を見つけよう

北極星は、ほぼ真北に見え、ほとんど動くことがなく、北の方位を教えてくれる星です。しかし、明るさは2等星で、特別明るい星ではなく、時々わからなくなることがあります。
こんな時は、カシオペヤ座の星の並びから、見つけることができるのです。北極星の場所は、右のように、カシオペヤ座の端の二つの星を結んで、交差する方向に伸ばします。そして、交わった点と、残った星の間隔を5倍延ばした所に北極星が輝いています。
北の空の星は、北極星をほぼ中心に、時計の針と反対方向に動いています。そして、 1日で、ほぼ一周しているのです。このことから考えると、時間が遅くなると、カシオペヤ座は、左上に上がり、時間が早くなると、少し下に見えていることになります。このように北極星は、北の方位を教えてくれるだけでなく、星の動きもお教えてくれますので、もしカシオペヤ座が見つかったら、北極星を捜してみて下さい。
なお、北の空にあるもう一つの分かりやすい星の並び、北斗七星は残念ながら、高さが低く、秋の宵には見つけるのが難しいでしょう。